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Glance at night [YASHICA]

Glance at night.jpg
夏目漱石が英語教師をしていた頃の話。
生徒が「I love you」という英語を「あなたを愛しています」と訳した際に
漱石は生徒に向かって「日本人が『愛しています』だなんて言うものか!
『月が奇麗ですね』とでも訳しなさい。それで日本人は分るものだ」と言ったそうです。
文豪の生きた時代の日本語表現は美しいですね。

漱石繋がりでもう一つ。
私が高校生の頃、英語教師(スコットランド人)に漱石の『吾輩は猫である』を説明する際
訳し方が分らずに『I am a Cat』と言ってしまったんだが、全く通じなかったww
『I am a Cat』意外にはどう訳せば良いのでしょうか?
これが日本語の難しい所でもあり素晴らしい所でもあるんだけどなぁ。
タグ:YASHICA 6x6
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コメント 10

ヨシユキ

日本文化なんでしょうね
by ヨシユキ (2009-09-08 06:16) 

夏の終わり

たまにマネキンと分かっていてもドキッとすることがありますよね~

日本語は凄く難しい。使っている本人が一番そう思う。(笑)
ニュアンスの伝わりにくい(それだけ裾野が広い)言葉ですね。

このアイコンは新しいものです。一度古いアイコンに行ってから、
こちらにお越し下さい。^^)
by 夏の終わり (2009-09-08 14:46) 

Q

「Wagahaiha neko de aru 」じゃ駄目ですか^^;



by Q (2009-09-08 16:06) 

mine

どんな英語表現で訳したとしても、訳しきれないでしょうねぇ。
by mine (2009-09-08 17:58) 

こまっちゃん

cat speaking...
実は、人と人とのコミニュケーションは「文字」でも正確につたわらないってことでしょうね。

by こまっちゃん (2009-09-08 20:50) 

jon_bovi

う~ん、これは日本文化を理解ある外人さんに訳してもらわねば。。。
「I am a thinking cat」かな。。。
っちゅうか、catとという時点で、それはマネキンに人の心を宿すのと同じくらい
英語での表現は難しいですね!!。
by jon_bovi (2009-09-08 22:34) 

style3pt

> ヨシユキさん
世界に誇れる日本の文化、大切にしたいですね。

> 夏の終わりさん
最近のマネキンはリアルでうっとりしてしまいます♪
漢字・平仮名・カタカナ・ローマ字を使いこなさなけらばならない日本語って
世界一難しく複雑な言語なんじゃないでしょうかね。
外国人でありながら日本語を自在に使いこなすデーブ・スペクターは尊敬に値しますw

> Qさん
Oh! Sorede kimarida!!! ^^;

> mineさん
英語での一人称は「I(アイ)」の一つだけですから訳す事自体に無理があるのかなぁ。

> こまっちゃんさん
あぁそんな訳でも面白そう♪
歌舞伎や狂言の世界は台本の様な『文字』ではなく『口頭』で代々受け継がれてきたそうですし
『文字』にも限界があるのでしょうかね。

> jon_boviさん
その訳はニュアンス的に近いですね!
先ほどググッてみたら海外で英訳されて出版されてるそうです。
本のタイトルは『I am a Cat』...そのままやんけ〜!!!ヽ(`Д´)ノ
プロの翻訳家でさえもそんな訳にしか出来ないようですw
by style3pt (2009-09-08 23:16) 

cjlewis

今日、たまたまサイトで目にした記事ですが、
今年の「ジョン・レノン・スーパーライブ」に忌野清志郎さんが映像出演するそうな。
これは、オノ・ヨーコさんが清志郎さん追悼のために強く望んだ企画で、その理由は、以前、このライブで清志郎さんが「イマジン」を清志郎さんなりに解釈した日本語で歌ったところ、それがすごくジョンの思想と根本的に似てる感じたからだそうです。
結局、言葉は伝えたいって気持ちから湧いて出てくるもんで、状況によっても、出てくる言葉は変わるんでしょうな。
そう考えると、漱石の『月が奇麗ですね』っていうのは、お見事です!

by cjlewis (2009-09-09 00:46) 

nekotaro

私も迷わず、「i am a cat...」って
言うと思います(^_^)v
by nekotaro (2009-09-09 09:35) 

style3pt

> cjlewisさん
清志郎さん、バーチャル映像で出演だそうですね。
かつて日本のロックミュージシャンは『Baby(ベイビー)』という単語を
『赤ん坊』という意味ではなく『愛しい人』という意味で使いたかったのに
リスナーはどうしても『赤ん坊』という意味で受け取ってしまうので
『Baby = 愛しい人』は歌詞に使えなかった時代があるそうです。
しかし、清志郎さんは『Baby』を『ベイベー』と歌う事で
この問題をあっさり解決してしまったんですよね。
それ以降、日本人はベイベーと歌う様になった。。。
清志郎さんの伝えたいという気持ちが生み出した表現がみんなに伝わった証ですね♪
それぞれの状況によって言葉は変わる、まさにその通りだと思います。
漱石の言葉は叙情的でステキな表現だと思います。

> nekotaroさん
普通「I am a cat」意外には思いつかないですよねw
by style3pt (2009-09-09 21:36) 

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